跳ね返るボール:衝突時のエネルギー損失
1 · 予測
ボールを落として床で跳ね返らせると、落とした高さと同じ高さ、より高い高さ、またはより低い高さまで跳ね返るか?
- 同じ高さまで跳ね返る(エネルギー損失なし)。
- 落下高さより高く跳ね返る。
- 落下高さより低く跳ね返る(一部のエネルギーが失われる)。
2 · 準備
- 跳ね返るボールのプリセットを開く。床からのボールの開始高さと質量を確認する。
- 高さプローブがボールに取り付けられていることを確認する。このプローブは床からのボールの高さを m 単位で示す。
- シミュレーションを実行し、ボールを落下・跳ね返らせる。最初の跳ね返りの最高点で一時停止し、到達した最大高さを記録する。
3 · データ収集
| 質量 (kg) | 落下高さ (m) | 重力位置エネルギー (J) | 跳ね返り高さ(1回目) (m) |
|---|---|---|---|
| 1.00 | 1.50 | ||
| 1.00 | 2.00 | ||
| 1.50 | 2.50 |
3回の試行について、跳ね返り高さ(縦軸)を落下高さ(横軸)に対してプロットする。線の形を説明する。
4 · 分析
- 各行について、跳ね返り高さを落下高さで割る。3回の試行でこの比について何に気付くか?
- ボールの反発係数は 0.8 である。この値を二乗し、上で計算した比と比較する。どのような関係が見つかるか?
5 · 発展
- 求めた高さの比が、跳ね返るたびに一定に保たれるとする。最初の試行における*2回目*の跳ね返りの最大高さを予測する。最大高さが 1 cm 未満になるには、何回跳ね返る必要があるか?
- 実際に落としたボールは、毎回の跳ね返りで空気抵抗と音にも少しエネルギーを失う。実際のボールの跳ね返り高さは、ここで求めた理想化された e² のパターンより速く低下するか、遅く低下するか?
この実験の物理
重力位置エネルギー
離す直前に床からの高さとしてボールに蓄えられているエネルギー。このエネルギーは落下中に運動エネルギーへ変換され、跳ね返った後には再び高さへ変換される。
運動エネルギー
ボールの運動がもつエネルギー。衝突直前には、落下時の位置エネルギーのほぼすべてが運動エネルギーへ変換されている。跳ね返りではその一部だけが戻るため、跳ね返り高さは落下高さに届かない。