カルノーサイクル:可能な最大の熱機関効率
1 · 予測
カルノー機関は、気体を4つの過程(等温膨張、断熱膨張、等温圧縮、断熱圧縮)で開始状態へ戻す。一つの完全なサイクルの間に、気体の内部エネルギーは変化するか?
- 気体は正味で正の仕事をするため、内部エネルギーはサイクル中に増加する。
- 内部エネルギーは開始時の値に戻る — 閉じたサイクルでは正味の変化はゼロである。
- 内部エネルギーはサイクル中に減少する。
2 · 準備
- 「カルノーサイクル(carnot-cycle)」プリセットを開き、リセットを押しなさい。アルゴン1 mol(f = 3)が600 Kの高温熱源と300 Kの低温熱源の間でサイクルする。
- 各過程の仕事の表示を有効にする。
- サイクルの各過程(1から4)について、その過程の目標体積と、その過程で気体がした仕事を読み取る。
3 · データ収集
| 過程番号 | 過程の目標体積 V (L) | この過程で気体がした仕事 (J) |
|---|---|---|
| 1 | ||
| 2 | ||
| 3 | ||
| 4 |
4つすべての過程について P-V 図を描き、各過程が等温か断熱か、また気体が正の仕事と負の仕事のどちらをするかを記す。
4 · 分析
- 4つの過程の仕事の値を合計する。合計を nR(Th − Tc)·ln(2)(このサイクルの体積比では近似的に)と比較し、サイクルの効率 η = W_net/Qin をカルノーの値 η_c = 1 − Tc/Th = 1 − 300/600 = 0.5 と比較する。
- 二つの過程では正の仕事(膨張)、二つでは負の仕事(圧縮)となる。完全なサイクルでの*正味の*仕事がなお正であり、何もしないループではなく熱機関になる理由を説明する。
5 · 発展
- 同じ二つの熱源温度の間で動作する実在の機関は、カルノー効率を超えられない。η_c = 1 − Tc/Th を用いて、Tc = 0 K のときにのみ機関が 100% の効率に達し得る理由を説明する。これは物理的には到達不能である。
- カルノーサイクルは、すべて可逆過程(等温と断熱で、どちらも無限に遅いと理想化される)で構成される。摩擦や有限速度での熱伝達が避けられない実在の機関が、この理想効率に完全には到達できない理由を説明する。
この実験の物理
カルノー効率
高温熱源 Th と低温熱源 Tc の間で動作する任意の熱機関の可能な最大効率は、それらの温度比だけに依存する:η_c = 1 − Tc/Th。