ファラデーの法則:変化する磁場による起電力
1 · 予測
導線ループは、強さが時間とともに振動する磁場の中にある(ループの面積は一定)。ループ自体が動いていなくても、ループ内に起電力は現れるか?
- いいえ — 起電力にはループまたは磁場源の物理的な運動が必要である。
- はい — ファラデーの法則によれば、磁場自体が変化している限り、静止したループでも変化する磁束は起電力を誘起する。
- 起電力は、ループが磁場中を動く場合にのみ現れる。
2 · 準備
- changing-flux-b プリセットを開き、「リセット」を押す。ループの面積は 0.02 m² に固定され、磁場は B(t) = 0.6 T × (1 + 0.5 sin(2π × 0.4Hz × t)) として振動する。
- 誘導起電力の表示を有効にする。
- 各指定時刻における誘導起電力を読み取る。
3 · データ収集
| 時間 t (s) | 誘導起電力 (mV) |
|---|---|
| 0.30 | |
| 0.70 | |
| 1.10 |
3回の測定について、誘導起電力(縦軸)を時間 t(横軸)に対してプロットし、1周期(2.5 s)にわたる振動の様子をスケッチする。
4 · 分析
- 1回の試行について、A = 0.02 m²、B₀ = 0.6 T、ω = 2π×0.4 rad/s を用いて EMF = −A·dB/dt = −A·B₀·0.5·ω·cos(ωt) を計算する。表と比較する。
- 誘導起電力が磁場の瞬間値ではなく、磁場がどれだけ速く変化しているか(dB/dt)に比例する理由を説明する。B 自体が平均値付近でも、そこで B が急速に変化していれば起電力は大きくなり得る。
5 · 発展
- これは交流発電機の基本原理である。発電機は B を直接変化させる代わりに、一定の磁場内でループを回転させるが、これも同様に磁束を変化させる。発電機が通常、磁石を振動させる代わりにコイルを回転させる理由を説明する。
- EMF = −dΦ/dt の負号(レンツの法則)は、誘導電流がその原因となった変化に逆らうことを意味する。磁場が増加している場合と減少している場合について、「変化に逆らう」とは物理的に何を意味するかを説明する。
この実験の物理
ファラデーの法則(磁場変化)
ループを通る磁束は Φ = BA である。B が時間とともに変化する場合(A は固定)、ファラデーの法則から誘導起電力 EMF = −dΦ/dt = −A·dB/dt が得られる。これはループの面積と磁場の変化率に比例する。