重力脱出 — 中心質量から自由になる
1 · 予測
衛星を中心質量のそばで、その距離の脱出速度よりわずかに速く横向きに発射する。軌道へ戻るか、永遠に円を描くか、それとも去って二度と戻らないか?
- 脱出する — 距離は増え続け、二度と戻らない。
- 中心質量の周りの閉じた軌道に落ち着く。
- 速度が落ち、向きを変えて中心質量へ戻る。
2 · 準備
- 重力脱出プリセットを開き、「リセット」を押す。中心質量のパラメータ GM と、中心からの衛星の開始距離 r を確認する。
- 速度プローブが衛星に付いていることを確認する。中心質量に対する衛星の速度を m/s で示す。
- 各試行について、GM と発射距離 r を指定値に設定し、「再生」を押す。発射瞬間の衛星の速度を記録する。
3 · データ収集
| 中心質量のパラメータ GM (m³/s²) | 発射距離 r (m) | 脱出速度 v_esc (m/s) | 測定した発射速度 v (m/s) |
|---|---|---|---|
| 40.00 | 2.80 | ||
| 40.00 | 4.00 | ||
| 60.00 | 3.00 |
3回の試行について、測定した発射速度 v(縦軸)を計算した脱出速度 v_esc(横軸)に対してプロットする。直線の形を説明し、傾きを推定する。
4 · 分析
- 各行について、測定した発射速度 v を計算した脱出速度 v_esc で割る。三つの試行すべてでこの比に何が分かるか?比が 1 より大きいことは、衛星が脱出するかどうかについて何を示すか?
- 比軌道エネルギーは ε = v²/2 − GM/r である。測定した発射速度を用いて最初の試行の ε を計算する。正であることを示し、正の ε が衛星が束縛されていないことを意味する理由を説明する。
5 · 発展
- 1.08×ではなく、ちょうど脱出速度(比 = 1.00)で発射した場合、衛星がどのような経路をたどるか予測する。衛星は本当に停止することがあるか?あるならどの距離か?ε を使って説明する。
- 惑星表面から発射される実際の宇宙船は、宇宙へ到達する前に大気抵抗を通り抜ける必要もある。ここで計算した理想的な v_esc = √(2GM/r) より、実際に脱出に必要な速度は大きくなるか小さくなるか?理由を説明する。
この実験の物理
脱出速度
半径 r で物体の運動エネルギーが重力井戸の深さと等しくなり、全エネルギーがちょうどゼロになる最小速度。この速度なら無限遠まで惰性で進め、さらに速ければ余分なエネルギーをもって脱出する。
円軌道の速度
同じ距離 r で円軌道を保つために必要な速度。脱出速度はこれの正確に √2 倍であり、各発射が「軌道に留まる」速度をどれだけ上回るか判断する基準になる。