ローレンツ力:磁場中を動く電荷
1 · 予測
荷電粒子が一様磁場を通過します。磁気力は粒子速度に依存するか、磁場強度だけに依存するでしょうか?
- 力は速度でなく磁場強度だけに依存します。
- 磁気力はどちらにも単純には依存しません。
- 力は磁場強度と粒子速度の両方に依存し、速い粒子ほど強い磁気力を受けます。
2 · 準備
- qv-cross-b プリセットを開いて Reset を押します。磁場領域は Bz = 0.12 T、試験電荷は q = 3×10⁻¹⁰ C に固定です。
- 試験電荷の力の大きさ読み出しを有効にします。
- 各試行で試験電荷の速度成分を設定し、力の大きさを記録します。
3 · データ収集
| 速度 x 成分 v_x (m/s) | 速度 y 成分 v_y (m/s) | 力の大きさ F (µN) |
|---|---|---|
| 200000.00 | 150000.00 | |
| 100000.00 | 200000.00 | |
| 300000.00 | 0.00 |
3回の試行について力の大きさ F(縦軸)を速さ |v| = √(v_x² + v_y²)(横軸)に対してプロットします。
4 · 分析
- q = 3×10⁻¹⁰ C、B = 0.12 T、|v| = √(v_x² + v_y²) を用いて |F| = |q|·|B|·|v| を計算し、表と比較します。
- 磁気力の大きさが速度の向きでなく全速さ |v| に依存する理由を説明します。力の向きは運動方向に依存することにも注意します。
5 · 発展
- 磁気力は速度に常に垂直(F = qv×B)なので、方向は変えても速さは変えません。磁場だけでは荷電粒子を加速・減速できず操舵だけできる理由を説明します。
- 一様磁場に垂直に動く荷電粒子は、磁気力が常に円の中心を向くため円運動します。同じ磁場で速い粒子ほど大きな円を描く理由を F = qvB で説明します。
この実験の物理
ローレンツ力(磁気)
速度 v の電荷 q が磁場 B を通ると、速度と磁場の両方に垂直な F = qv×B を受けます。v が B に垂直なら大きさは |F| = |q||v||B| です。