ソレノイド内部の磁場

1 · 予測

密に巻いたコイルであるソレノイドに多くの巻数を通って電流が流れます。電流を増やすと内部磁場は正比例して増えるでしょうか?

2 · 準備

  1. solenoid-field プリセットを開いて Reset を押します。ソレノイドは長さ0.45 mに400巻あります。
  2. 内部磁場強度読み出しを有効にします。
  3. 各試行でコイル電流を設定し、内部磁場を記録します。

3 · データ収集

コイル電流 I (A)内部磁場 B (mT)
1.00
2.00
3.00

3回の試行について磁場強度 B(縦軸)を電流 I(横軸)に対してプロットします。原点を通る直線ですか?

4 · 分析

  1. μ₀ = 4π×10⁻⁷ H/m、N = 400、L = 0.45 m を用いて B = μ₀NI/L を計算し、表と比較します。
  2. 内部磁場が巻数と長さの別々の値でなく単位長さ当たり巻数(N/L)に依存する理由を説明します。比例して巻数が増えた長いソレノイドは同じ磁場になります。

5 · 発展

  1. 電磁石は鉄心にソレノイドを巻いたもので、鉄心の高透磁率により磁場を数百〜数千倍にできます。同じ電流・巻数で空芯ソレノイドが弱い磁場しか作らない理由を説明します。
  2. 理想ソレノイド外部の磁場はほぼ0で、外へ広がる単導線の磁場と異なります。コイルの対向側の各巻の磁場が外で打ち消し合い、内部で強め合う理由を説明します。

この実験の物理

ソレノイド内部磁場

長く密に巻いたソレノイドは、巻数密度と電流で決まるほぼ一様な内部磁場 B = μ₀NI/L を作ります。N は総巻数、L はソレノイド長です。

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